江戸時代より受け継がれた時代雛まつり「鶴岡雛物語」

画像参照:やまがた庄内観光サイト(https://mokkedano.net/)

 

“徳川四天王”の筆頭でもあった、
酒井忠次公が治めた城下町、鶴岡。

鶴岡では江戸時代、参勤交代によって京の都から
北前船で運ばれた雛人形や雛道具が、酒井家をはじめとする
旧家によって、代々大切に受け継がれてきました。

今回で第29回を迎える「鶴岡雛物語」は、
鶴岡の歴史を辿るこれらの時代雛や、
徳川家や細川家から輿入れした姫君たちが持参した
優美な雛道具等をご覧いただけるこの季節の恒例イベント!

期間中は市内各所で貴重な享保雛をはじめ、
有職雛(実際の公家社会の礼式に基づいた装束の雛人形)や
古今雛、芥子雛(ミニサイズの雛人形)など、
秘蔵の雛飾りが展示されます。
現代のお雛様とはまた異なる世界をぜひご堪能ください。

画像参照:やまがた庄内観光サイト(https://mokkedano.net/)
画像参照:つるおか観光ナビ(https://www.tsuruokakanko.com/)

 

ちなみに、鶴岡の雛祭りで、
お雛様と共に欠かせないのが伝統菓子の「おひな菓子」。

無病息災、子孫繁栄、子どもの健やかな成長を願い、
独自の発展と菓子職人の技術が継承されたきた
「おひな菓子」は鯛や海老のほか、桜鱒、庄内柿、
伝統野菜の温海かぶ、民田なす、その他サクランボなどなど。

鶴岡の特産物を生菓子でかたどった、見た目もキュートな姿は
この季節の鶴岡土産としてもおすすめの数量限定品です。

展示施設の中には、菓子作り職人に教わりながら
この「おひな菓子」作りができる
体験イベントも開催されています。
興味のある方はぜひ、参加してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、鶴岡の雛飾りは男雛と女雛の飾り方が逆。
これもまた、京の都から伝わったもの。
そんな伝統もまた、歴史を感じる楽しみのひとつです。

まだまだ寒さ厳しい鶴岡で
芽吹きの季節に想いを馳せながら
春の節句を華やかに彩る雅びなひとときを
ゆったりとご満喫くださいませ。

 

■「第29回 鶴岡雛物語」
期間/令和5年2月23日(木)~4/9(日)

 

▽詳しくはコチラ
https://www.city.tsuruoka.lg.jp/kanko/kankou-event/bussantsuruhina.html