「2023年11月」の記事一覧
いつも当館をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
たちばなやのお料理は、四季替わりでお届しております。
今月から下記の期間、ご夕食は『冬の会席料理』でご提供いたします。
【冬のお料理期間】2023年12月1日~2024年2月29日
ご好評いただいております、たちばなや季節の特別料理企画。
この冬も庄内の滋味をたっぷりとお楽しみいただくお献立内容となっております。
海・山・里の恵みが三拍子揃った庄内は、個性豊かな味わいが揃う食の宝庫。
人気の定番会席「華やぎ会席」をはじめ、離れのお部屋限定でお届けしている
当館最高ランクの特選会席「たちばな会席」とともに、
大切な方とほっこり過ごす冬の旅に
味わいでも想い出を添える季節の饗宴をお楽しみください。
寒暖の差が育む味わい深い当地のブランド食材をメインにご用意した人気のスタンダード会席「季節の華やぎ会席」。その名のとおり彩り、あしらい、器選びなど、食指をそそる華やかさも自慢のお料理です。
(献立内容)計12品
食前酒・前菜・お凌ぎ・お造り・焼物・蓋物・鍋物・揚物・お食事・留椀・香の物・デザート
△季節の華やぎ会席-令和5年“冬”-
△前菜:冬の彩り 5点盛り合わせ
冬を彩る5つの前菜を、器のあしらいも華やかな盛り合わせでご用意いたします。
△お造り:庄内浜の鮮魚 三点盛り合せ
真鯛を中心に庄内浜で水揚げされた鮮魚を使った盛り合せです。鮮度抜群の歯応えをお楽しみください。
△鍋物:山形牛サーロイン 特製すき焼き
山形牛のサーロインを程よい厚さにカット。それを特製の割り下でご用意いたしました。半熟卵に落としてお召し上がりください。肉の旨味、そして程よい触感がたまりません。
△お食事:庄内浜産 真鯛の鯛めし はえぬき
米どころ庄内の「はえぬき」と庄内浜産の真鯛を鯛めしにしました。ツヤ、粘り、歯ごたえでも人気の「はえぬき」と、旬の真鯛の鯛めしが絶妙な相性です。
△留椀:庄内白味噌と「大山」の酒粕 石狩汁
庄内の白味噌と、当地の名醸造「大山」の酒粕を使った特製石狩汁です。
△香の物:一霞産 温海かぶ 甘酢漬け
この季節にしか食べることのできない、温海の名産「温海かぶ」の甘酢漬けを添えて。本場一霞産の「温海かぶ」は歯ごたえもよく、程よい酸味とかぶの旨味をお楽しみいただけます。
▼「季節の華やぎ会席」プラン詳細・ご予約はこちら
https://reserve.489ban.net/client/tachibanaya/0/plan/id/29378/stay
「たちばな会席」は、【離れ】環翠荘のお部屋をご利用のお客様限定で、ご用意する料理長こだわりの特選会席です。お食事はプライベート感あふれる個室にご用意いたします。一期一会の季節との味な出逢いにぜひ舌鼓を。
(献立内容)計12品
食前酒・前菜・お凌ぎ・お造り・焼物・蓋物・強肴・揚物・お食事・留椀・香の物・デザート
△前菜:冬の彩り 5点盛り合わせ
冬を彩る5つの前菜を彩りも鮮やかな盛り合わせでご用意いたします。
△焼物:ズワイガニ 焼ガニ 特製二杯酢添え
旬のズワイガニを焼きガニでご用意いたしました。たちばなや特製の二杯酢でお召し上がりください。
△蓋物:風呂吹き大根 庄内柚子味噌
「庄内産の大根」を使った冬の風物詩、風呂吹き大根です。出汁がしみた地物の大根に庄内産の柚子と味噌の香りがアクセント。
△強肴:山形牛ヒレ肉 和風ステーキ
脂身の少ないヒレ肉のステーキを肉の旨味を引き立たせる日本海産の藻塩と、特製ポン酢を使用したおろしポン酢でどうぞ。
△揚物:真河豚の唐揚げ
庄内で水揚げされた真河豚を使った唐揚げです。肉厚でジューシーな唐揚げをレモンでさっぱりとお楽しみください。
▼「たちばなや会席」プラン詳細・ご予約はこちら
https://reserve.489ban.net/client/tachibanaya/0/plan/id/29379/stay
食の都、庄内の真骨頂とも言える冬は、この季節らしい素材に加え、蓋物や鍋物など、湯気もごちそうのあたたかさを大切に仕立てました。すこやかな庄内の大地でじっくりと時間をかけて栄養を宿した素材が旨みは、まさに庄内グルメの一年の総括。窓の外に広がる清涼な銀世界にも心癒される、心に届く冬の出逢いをご堪能ください。
このたび、たちばなやのラウンジ「四季」、
およびお土産処「花の市」が装いも新たに生まれ変わりました!
また当館目の前にある足湯「もっけ湯」のすぐそばに、
生ビールやポップコーン、ソフトクリームなどの
テイクアウトが気軽に楽しめる「サジカフェ」も新オープン!
さらにカフェに隣接し、温海川と温海岳の景色を仰ぐ
おやすみ処「かじかテラス」も誕生いたしました!
生まれ変わった館内のラウンジでは靴をぬいで
お飲み物やおしゃべりをお楽しみいたける
解放感あふれる小上がりスペースを新設しております。
座面が一段高いため、視線が遠くまで広がり
今まで以上に庭園の景色をお楽しみいただけます。
カフェに隣接した「かじかテラス」からは
お土産処「花の市」へ直結した出入口もご用意したため、
エントランスを介さずともお店に出入りができ、
お買い物にも大変便利です!
お土産処ではリニューアルを機会に
品揃えも充実し、山形県内や、地元庄内厳選の
自慢のアイテムを多数ご用意しております。
ユニークなところでは、地元農家さんや
フレンチのシェフの監修によるオリジナルレシピによる
地元産クラフトコーラも登場!
また日本産ワインの生産量全国4位の注目エリアとして
国内屈指のポテンシャルを持つと言われる
山形の地ワインや山形初のウイスキー「YUZA」など
地場産の魅力的な商品も各種取り揃えております。
クラフトコーラや、クラフトジンジャーエール、
クラフトレモネードなど、気になるご当地ドリンクについては
ラウンジでもお楽しみいただけます。
あつみの旅に、ぜひお楽しみいただけたら何よりです。
※「サジカフェ」は4~11月までの営業となります。
朝晩の寒さに近づく冬を想うこのごろ。
今年もまた「温海かぶ」の季節がやってきます。
「温海かぶ」は山形県庄内地方の伝統野菜で、
江戸時代から栽培されている品種です。
皮は赤紫色で中は白く扁平形。
10cmほどの中型の赤カブで歯ごたえがあり、
漬物にするとコリコリとした食感が楽しめます。
「温海かぶ」の収穫は例年10月中旬~11月中旬頃。
晩秋から冬にかけて店頭に並ぶ
「温海かぶ」の甘酢漬けは庄内地方の特産品として、
江戸時代には幕府へも献上されていました。
栽培方法は、一般の畑で作られるものと、
昔ながらの焼畑自然農法でつくられるものがあり、
旧温海町の一霞地区の山間部では今なお、400年前から伝わる
この焼畑農法で「温海かぶ」が栽培されています。
木々を伐採した斜度30度程もある急斜面を山焼きし、
手作業による間引きや草取りをしてつくられる「温海かぶ」は、
農薬も化学肥料も使用しない自然栽培。
見た目の肌荒れがあるものの、香りや食感に優れています。
山に囲まれた一霞の立地条件と、
独特の栽培法でつくられてきた「温海かぶ」は、
他の地区で栽培されたり、焼畑以外の畑で作ると
形や品質に変化がでたり、化学肥料を施すと肉質や色が
品種本来の特性を発揮しないことがあります。
焼畑による自然農法は重労働のため、
生産者の高齢化が進んだ現代では、
生産量が減っているとても貴重なかぶです。
ちなみに焼畑農法は土地を休ませる期間が必要なため、
同じ場所で「温海かぶ」が栽培されるのは数年に一度だけ。
さらに、他の種と交じらないよう、温海かぶ以外の
アブラナ科の作物は栽培しない努力が受け継がれています。
また、かぶを収穫した後には、杉の植栽が行われます。
伝統を守り、ふるさとの本物の美味しさを守る、
頑固なまでのこだわりが、「温海かぶ」には込められています。
パリパリした心地よい歯ごたえと甘みの中に
ほんのりと苦味を感じる「温海かぶ」の甘酢漬は、
11月半ば頃から当館の売店にも並びます。
庄内の冬に欠かせない彩り華やかな自慢の伝統食をぜひ、
お楽しみいただけたら何よりです。
画像参照:
食の都 庄内(https://syokunomiyakoshounai.com/)
食文化想像都市 鶴岡(https://www.creative-tsuruoka.jp/)